夏祭りののぼり
のぼりをよく見かける場所と聞かれるとどのような場所を思い浮かべますか。まず一つ目に思い浮かべるのはパチンコ屋さんです、そしてふたつ目は薬屋さんですね、それからもう一つ期間限定ではありますが夏祭りの会場の近くとかでもよく見かけるような気がします。
夏祭りの会場に着くまでには「○○祭り」という言葉が書かれたのぼりをよく見かけますね。こののぼりを見かけると会場までもうすぐそこなのだという安心感があります。そしておまつりがあるということを知らなかった場合でも「あっ、お祭りがあるな、参加しよう」という気分にさせてくれます。
こういったお祭りのためののぼりはお祭りが始まる前から設置されていることが多いです。何月何日からという風に書かれているとカウントダウンの気分になって何だかウキウキしてしまいます。お祭りでは抽選会や何らかのイベントが用意されていますということが書かれてあるとさらにテンションが上がってしまいます。
お祭りののぼりというのはテンションを上げるためにも必要な存在であるということがわかるとおもいます。何らかのお店とかの宣伝のみで使われえいるというイメージがあるかも知れませんが、営利目的でないものでも充分に使う価値があるということがわかります。宣伝目的というのもありますが告知やテンションのためには欠かせない存在だと思います。これからもずっとお祭り会場で使われると思います。
看板屋さんののぼり
私は昔、のぼりを作るアルバイトをしていました。学生時代のことなのですが、看板屋さんのアルバイトなのです。よく、駅前や人通りの多い道路のガードレールにくくりつけられてある、のぼりを見ることがありますよね。カラフルなとても目を惹きやすいデザインが特徴のものが多いです。
私はのぼりを作ることが看板屋さんでの主な仕事でした。始めは、作るのにとても時間のかかる作業だなと感じながら作っていたのですが、頭領に私の仕事が遅いからだと、説教されたことが懐かしく思い出されます。でも、2週間ほどでその作業にも慣れて、一つを作り上げるのに、5分ほどで骨組みを作り上げることが出来るようにまでなりました。
3ヶ月ほどの看板屋さんでのアルバイトでしたが、その間に作ったのぼりの数は、いくつになるのでしょうか。私の作ったのぼりに、頭領が文字を書き込み仕上げです。流石に私には、看板の文字を書くことは出来ません。職人技で、一気に迷いも無く、真っ白なのぼりに、文字を書き込む様子は、まるで芸術家を見るような感じでした。
いつも、私はその完成したのぼりを軽トラックに積み込み、注文を頂いた先のパチンコ屋さんや、不動産屋さんへ商品をお届けしにいく時には、私の作ったのぼりが、その役割をきちんと果たしてくれることを願いながら納品したことを懐かしく思い出します。
えんこう祭りののぼり
のぼりのお話をする前にまずは昔話を。江津市桜江町には、江の川の「えんこう(猿候)」にまつわる伝説話が数多くあります。「えんこう(猿候)」とは河童(かっぱ)のことです。その容姿がまるで猿に似ていることからそう呼ばれているそうです。その話のなかで、いたずら者のえんこうがっぱがお城の殿様の馬にいたずらをして捕らえられたものの、もう悪さをしないと固い約束して殿様から許されたという話があるそうです。それからというもの、その約束事が刻み込んである江の川沿いの大きな岩で、毎年の五月五日に、えんこう祭りをするようになったといわれています。
今ではのぼりの祭りとしても有名なえんこう祭りは、川戸の水神祭の役割も担っていて、五百年近くも続いている大行事だそうです。その昔は江の川は重要な交通手段であったため、水難事故も多いので、今年一年事故がありませんように、との願いが込められた神事だそうです。この祭りで大岩の上の神木に取り付けられる一束幣(いっそくべい)はとても大きいものです。
ただ、この祭りが五月五日に行われるということで二十五年ほど前からこの季節になると百五十近いこいのぼりが、江の川の川幅いっぱいに掛けられることになりました。これは、地元のある人がテレビで四万十川のこいのぼりを見たのがきっかけだそうです。それでえんこう祭りが5月の節句の時期の祭りということもあり、ぜひ江の川でも、と地元の人たちに呼び掛けたのが始まったそうです。こいのぼりは、県内外からの寄贈で今ではこの季節を代表する江の川の風物詩となっています。
車の窓から江の川の上を気持ちよさそうに悠々と泳ぐこいのぼりの群れを初めて見る人は、何と勇壮なことと見ほれたものでしょう。ですが、ここまでになるまでのお話を地元で聞けば、感動も倍増になります。ぜひ地元の方との交流の際にそのストーリーを聞いてみてください。毎年この風景を眺められるので、ゴールデンウイークには、ぜひ見に行ってください。水色とピンクと黄緑の三色に彩られた桜江大橋の上から眺めるのが一番のおすすめポイントです。
毎年、新しいのぼりを入荷中です。既製品のお問い合わせはこちらのサイトからどうぞ。
